村上海賊の娘 下巻

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本棚登録 : 4248
レビュー : 654
著者 :
すずめさん 読みました。   読み終わった 

ああ、和田竜さんはこれが書きたかったんだ!
…ということがものすごく伝わってくる、手に汗握る木津川合戦でした。
難波の海を舞台に繰り広げられる村上海賊vs眞鍋海賊の戦いは、約500ページある下巻の半分以上を占めています。
途中で読み止められず、最後まで一気読みでした。

人が挫折を経て一回り大きくなる姿や、「自分はこう生きたい」という想いが憧れから現実になる瞬間が、死と隣り合わせの戦場でひときわきらきらと輝いて見えました。

和田さんの時代小説は、たくさんの文献を下敷きに練られたストーリーが個性の強い登場人物たちを支えており、時代小説初心者にもとっつきやすいのが魅力だと思います。
ハラハラしっぱなしの戦の場面の途中で、文献からの引用を冷静に差しはさむタイミングなど、緩急のつけ方が個人的には好みです。

レビュー投稿日
2014年2月3日
読了日
2014年2月2日
本棚登録日
2014年2月3日
7
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