ブラックなダールが読みたくて。
本書には11篇の短篇が収められています。
物語がどう転がっていくのか予測ができなくて、1篇読み終えるまでそわそわし、読み終えるたびに一息ついて…と、なんだかおばけ屋敷を歩いているような気持ちになっていたのでした。
いくつかの短篇は以前にも読んだことがありましたが、2回目でも「皮膚」の結末にはぞぞぞっと鳥肌が立ちました。
「味」や「首」は何かが起きそうな緊張をはらんだ幕切れにどきどき…その続きを知りたいような、知りたくないような…。
訳者あとがきでも触れられていますが、本書に「Someone Like You」というタイトルをつけちゃうダールに、憎いことするなぁ…とにやりとしてしまいました。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
読みました。
- 感想投稿日 : 2021年12月30日
- 読了日 : 2021年11月27日
- 本棚登録日 : 2021年12月30日
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