本を味方につける本 ---自分が変わる読書術 (14歳の世渡り術)

著者 :
  • 河出書房新社 (2012年7月19日発売)
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本棚登録 : 384
感想 : 47
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14歳の少年少女に向けた、読書術の本。
まえがきの語り口、最近読んだような…と思ったら、『広辞苑の中の掘り出し日本語』(バジリコ)の永江朗さんでした。

本との出会い方、おすすめの読書法などなど「本の楽しみ方はただ読むだけじゃない!」…ということを様々な角度で紹介しています。
例えば、「写真集をカメラのファインダーごしに見てみる」というのはおもしろそうでした☆
その発想はなかったです!

第1章「変わるために本を読む」は、とても説得力がありました。
本を読むことは、自分を、他者を、世界を知ること。
好奇心のトレーニングであり、人生のシュミレーション。
平易な言葉とわかりやすい例示で、「だから本は読んでおくといい」という主張が頭にスッと入ってきました。

改めて気付かされたことは、書店や図書館を日常的に利用しない人にとっては、「書店/図書館はどれも同じもの」という印象があるということ。
「どこでも同じ品ぞろえなのだから、どこに行っても同じ」と思っている人に、その書店/図書館の個性をアピールするにはどうするか。
日々、意識しながら業務に当たりたいと思いました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 本の本。
感想投稿日 : 2012年9月19日
読了日 : 2012年9月19日
本棚登録日 : 2012年9月19日

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