小説編に続き、エッセイ編も読んでみました。
猫との日常を描いたエッセイでおもしろかったのは、やはり夏目漱石です。
「吾輩は猫である」の作者であることから、で猫好きなのだろうな~と思いきや、実は漱石、猫好きではないらしいのです。
好きではないけれど、書かずにはいられないくらい、猫は漱石の生活に寄り添っていたということなのかな…と思いながら読んでいました。
また、日本各地の猫にまつわる伝承を考察した柳田國男の「猫の島」や、猫がまたたびに惹かれる訳を動物心理学者流に検証する黒田亮の「猫にマタタビの誘惑」も興味深かったです。
人と猫との絶妙な距離感が好きです。
読後、猫のいる空間の居心地のよさを思い出し、実家の猫たちが恋しくなりました。
私のそばにも1匹居てほしい…。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
エッセイ。
- 感想投稿日 : 2014年6月28日
- 読了日 : 2014年6月28日
- 本棚登録日 : 2014年6月28日
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