回転ドアは、順番に (ちくま文庫)

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本棚登録 : 912
レビュー : 100
著者 :
すずめさん 言葉の世界へ。   読み終わった 

『短歌があるじゃないか』(角川書店)を読み終え、次は穂村弘さんと東直子さんの短歌を読んでみることに。
アマチュア歌人のみなさんの短歌もとても面白かったのですが、本書ではお二人のプロの力を見せつけられました。

穂村さんと東さんがメールで交換しながら作成した短歌と散文で紡がれる、1組の男女の恋の物語。
三十一文字の短歌と短い会話のような散文から滲み出すものすごく豊かな情景に圧倒されました。
文字で書かれていないのに、「きっと彼らはこんなことを面白がって、2人でくすくす笑うだろう」とか、「たぶんこんな表情を浮かべているんだろう」ということが頭に次々と浮かんでくるのが不思議です。
小説よりも読者に委ねられた余白が多いはずなのに。
恋愛をしているときの満ち足りているようで、だけれどもアンバランスな感じにくらくらしつつ読了。

ふと読み返したくなる中毒性高し。
常備薬のように手元に置いておきたい1冊です。

レビュー投稿日
2014年3月23日
読了日
2014年3月20日
本棚登録日
2014年3月23日
7
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