家族では話題にするのを避けてしまいがちだけれど、世の中を渡るには目を背けてはいけない現実をガツンと思い知らせてくれる1冊です。
著者の怒涛のような半生に目を白黒させつつも、自力で生きるための道を切り開いていった強さに感服。
彼女のバイタリティの秘密を見た気がします。
あけすけですが感情的ではなく、語りかけてくれるような文章は、たまたま居酒屋で隣に座った人から昔話を聞いているような親しみやすさが感じられました。
それと同時に、ここに書かれていることがつい数十年前の日本にあったという事実に衝撃を受けました。
「お金がない」ということがもたらす現実を、私は甘く見ていたのだと痛感。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ヤングアダルト。
- 感想投稿日 : 2016年10月14日
- 読了日 : 2016年10月7日
- 本棚登録日 : 2016年10月14日
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