考えの整頓

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本棚登録 : 1646
レビュー : 163
著者 :
すずめさん エッセイ。   読み終わった 

ピタゴラスイッチでおなじみ、佐藤雅彦先生が暮しの手帖で連載していたエッセイを1冊にまとめたのが本書。
こんな風に考える方だからピタゴラ装置みたいなおもしろいものが生まれるんだな、と納得させられました。

特に興味深く読んだのは下記のエッセイです。

「敵か味方か」
人は本能的に相手が敵か味方かを見極めようとする、というのは自分の経験と照らし合わせて納得。
意識的に敵と味方に分けているわけではありませんが、後から振り返ると結果的にそうなってるのですよね。

「~と、オルゴールは思い込み」
開閉式のオルゴールは蓋の突起で聴く人の有無を判断する。
佐藤先生が幼いころにその仕組みを発見したエピソードは、身近なおもちゃで似たようなことをしたなぁと思いました。
本当はちがうのに「そうだと思い込んで」動く機械は、いたずら心をくすぐられつつ愛着も感じたものです。

「中田のスルーパスと芦雪」
なにもしないこと・なにもないことが眩しい。

「ふるいの実験」
佐藤先生の遊び心がつまった1編。
ルールに従えば途中で読むことを止めなければならなかったのですが、こっそりルールを破って最後まで読んでしまいました。
ちょっとの罪悪感もありつつ、いたずらをしている最中のどきどきを感じながら、楽しく読みました。

レビュー投稿日
2012年5月12日
読了日
2012年5月11日
本棚登録日
2012年5月12日
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