雑誌「anan」連載コーナー「短歌上等!」を1冊にまとめたのが本書。
短歌初心者の西加奈子さんとせきしろさんが、毎回のゲストと一緒にお題に合った短歌を詠んで披露しあいます。
毎回のゲストも素敵なのです。
穂村弘さん、俵万智さんといった、その道のプロから、女優のミムラさん、お笑い芸人の山里亮太さんなど、いろんな方面で表現することを仕事にされている方が参加されています。
西さんは物語性がある歌を。
せきしろさんは独特の視点で世界を切り取った歌を。
連載の順番に短歌を見ていくと、1年半の連載のあいだに、お二人がそれぞれの色や形を見つけていったことがよくわかります。
特にせきしろさんの短歌はトリッキーで、最後まで油断できない歌が多いのです。
五・七・五・七までは平凡に見せかけて、最後の五で「やられた!」となったり。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
言葉の世界へ。
- 感想投稿日 : 2012年5月22日
- 読了日 : 2012年5月21日
- 本棚登録日 : 2012年5月22日
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