離婚した家族の物語。
それぞれが口にできない想いを抱えて生きている。
父、母、息子、娘だけじゃなく、その周りにいる人々もたくさんの想いを抱えている。
結局、皆が身勝手で、傷付くのが怖いから壊れた理由に向き合おうとしないんだと思うと、その弱さに腹が立つけれど、自分も同じじゃないかとハッとしたり…
唯一、逃げようとしなかった志穂の強さが心に残る。
壊れた家族は元には戻れないけれど、なんとなくスッキリと再出発できるような終わりでよかった。
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カテゴリ:
伊吹有喜
- 感想投稿日 : 2017年8月24日
- 本棚登録日 : 2017年8月24日
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