星の子

著者 :
  • 朝日新聞出版 (2017年6月7日発売)
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本棚登録 : 3388
感想 : 468
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第137回芥川賞候補。新興宗教の熱心な信者を両親に持つ女の子の話。主人公は信仰を生活の一部として受け入れている様子が自然で、モデルがいるのかなーと思いました。素直な両親は、親切そうな落合さんに利用されているように感じました。人気者の南先生の性格も良くないし、様々な表と裏とか、本当と嘘とか、淡々とした物語の中に複数の面が描かれていて、読後なんとなく考え続けてしまいます。夜の散歩のエピソードは、両親との別れかなーと私は感じました。主人公は納得しないかもしれないけど。物語の先にいろいろな可能性があって、良い結末だと思いました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 成人小説
感想投稿日 : 2017年9月17日
読了日 : 2017年9月17日
本棚登録日 : 2017年9月17日

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