地域論 (岩波講座 日本歴史 第20巻(テーマ巻1))

制作 : 大津透  桜井英治  藤井讓治  吉田裕  李成市 
  • 岩波書店 (2014年10月23日発売)
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中村和之/中世・近世アイヌ論 、のみ読了。以下備忘録。北の「倭寇的状況」…アイヌのサハリンへの移住は、モンゴル帝国のアムール河下流域、サハリン島への進出とあいまって、アイヌを環日本海地域の北東部における交易の主要な担い手とした。その結果、アイヌとニヴフの間にマージナルな存在が出現した。/元軍のアイヌに対する攻撃は、鷹の羽や毛皮などの交易をめぐるアイヌとニヴフの対立に、元朝が介入した結果おきたと指摘/土木の変で、明の朝貢交易は急激に縮小したらしい。中国東北部への影響力も低下/13c後半以降、アイヌは、環日本海地域の交易の担い手として強い独立性を得るが、土木の変をきっかけに明朝が衰退し、アイヌの交易上の独立性は次第に失われ、蠣崎氏を代表とする和人勢力に従わざるを得なくなる。独立性にとどめを刺したのは商場知行制が決定的。樺太アイヌは清の辺民に編入され、千島アイヌはロシア人に貢納。津軽アイヌには同化政策がとられた、と。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2020年1月20日
読了日 : 2020年1月20日
本棚登録日 : 2020年1月20日

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