「米軍が恐れた不屈の男」瀬長亀次郎の生涯

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  • 講談社 (2018年2月1日発売)
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感想 : 10

真藤順丈「宝島」つながりで。/これは沖縄県民怒って当然な事例のオンパレード。亀次郎が民衆の絶大な人気を集めると見るや、言いがかりのような罪で投獄、しかし逆に声望は高まり、出獄後那覇市長に当選。水道を止めたり、市が銀行を使えなくしたりしたが、その結果は亀次郎を応援しようとしう市民たちの納税する行列。最後は法律を変えてまで公職から追放。それでも止まぬ声望。そういった中でも一貫して毅然とアメリカに物申す不屈。敵をも愛そうとする博愛。沖縄の人々の気持ちを代弁する熱い魂。アメリカ政府から、日本政府から受けてきた仕打ちを考えれば、そして、今に至るも変わらない基地問題を考えれば、ニュースだけでは伝わらない、沖縄県民の気持ちが伝わってくる感。「この瀬長ひとりが叫んだならば50メートル先まで聞こえます。ここに集まった人々が声をそろえて叫んだならば、全那覇市民にまで聞こえます。沖縄70万人民が声をそろえて叫んだならば、太平洋の荒波を越えてワシントン政府を動かすことができます」「弾圧は抵抗を呼ぶ 抵抗は友を呼ぶ」(瀬長亀次郎)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 本・雑誌
感想投稿日 : 2019年5月9日
読了日 : 2019年5月12日
本棚登録日 : 2019年5月9日

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