口は荒いが、いままで無かった視点を提供してくれて貴重。西側から見たら大悪人のサダムもカダフィも、政教分離し、女性の地位を高め、高福祉の社会を実現したが、資源をコントロールし、地域の盟主となろうと目論んで、悪人として難癖つけられて、欧米に潰されたという見立て。また、流暢に英語をあやつるだけが芸じゃない。重光葵の国連演説の例。、オーウェルの本、「エデンの東」に示唆を受け、要らぬ反感を買わぬために、わざとつたない英語にしたのではないか、という見立て。/大国、隣国の狡猾な事例も、悪辣な政治家の事例も、知ることができる一冊。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
本・雑誌
- 感想投稿日 : 2013年1月17日
- 読了日 : 2013年1月20日
- 本棚登録日 : 2013年1月17日
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