パセリともみの木

  • あすなろ書房 (2007年4月1日発売)
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感想 : 14

いつしか「パセリ」と呼ばれるようになった大シカと、森のはずれの切り立った崖の淵に、身をよじりながら、厳しい自然と戦いつつ根を張ってきたもみの木…そんなふたりの友情物語です。
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「マドレーヌ」シリーズの作者ベーメルマンスの知られざる名作、クリーム色の地色が落ち着いた雰囲気で、森の小さな植物達を左ページ端に配することで、森の豊かな営みも感じることができます。
登場する46の花は、巻末に名前が紹介されていますよ。
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命がけで猟師からパセリを守ったもみの木の勇気!クリスマスの本ではありませんが、きらびやかに飾られたもみの木だけでなく、こんなもみの木の勇姿も知って欲しいなぁ〜なんて思ってしまいます。
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原題は『PARSLEY』なのに、邦題で『パセリともみの木』になっているところ、ふしみさんのこだわりかもしれないな〜と感じてます!
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#パセリともみの木
#ルドウィッヒべーメルマンス 作
#ふしみみさを 訳
#あすなろ書房
#マドレーヌシリーズ

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2024年12月20日
読了日 : 2024年12月20日
本棚登録日 : 2024年12月20日

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