ああ、そうか、それが原因でこうなったのかという人間関係。人類最悪の名は伊達ではないのか。しかし彼の理屈から言えば、彼が「原因」とするのは本来ではなくて、遅かれ早かれ、いつかこの二人は敵対関係になっていたわけで。出夢や最悪を見てると、人識が単なる甘っちょろいお人好しに見えてくる。
こういう人間関係の妙、複雑怪奇な世界の構図は〈物語〉シリーズでは描けないわけで、やっぱり俺は戯言シリーズが好きだなぁと改めて思う。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
娯楽
- 感想投稿日 : 2014年11月15日
- 読了日 : 2014年11月15日
- 本棚登録日 : 2014年10月6日
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