ヒッチコックが映画化した「ファミリー・プロット」は未視聴。カニングも初読み。表紙が良かったので図書館で探して読んでみた。
繰り返される国家的重要人物の誘拐を追う特別組織からの視点、ちょっと不思議ちゃんな女性霊媒師とその彼氏の視点、影のある大富豪の老女、そして犯人たちの視点…と、まさに映像が浮かびそうな構成で進むサスペンス。
これはどう収まるのか、と期待したけれど、残念ながら現代の我々が納得するには予想がつきすぎたラストだった。綺麗といえば綺麗、当時は衝撃的だったのかな…。
上手い、と思うけれど、時の流れには抗えないまとめのように思えた。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
外国作家
- 感想投稿日 : 2021年5月25日
- 読了日 : 2021年5月25日
- 本棚登録日 : 2021年5月25日
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