まにまに

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本棚登録 : 968
レビュー : 100
著者 :
カナさん  未設定  読み終わった 

2019/03/16読了

笑けたエッセイ。
面白かった、印象に残った部分抜粋↓
・余裕がある子は可愛いのだが、余裕がない必死な子は、必死なだけ怖いのだ。究極にまわりの見えなくなる感じ、それが恋やがな、そうも思う。必死な時は自分が見えない。
・エロについて、なんとなく、諦めたような雰囲気が漂っていること。女は死に近いほど色っぽい。単純に死に近いのではなく、死の予感を感じさせること、人生や宿命に身を委ねている、抗わない感じがえろやいろけなのだ。
・エコなイベント、乙姫がなかったけどエコだと思って使わずやったら、隣の美女がものすごい量のペーパーをむしる音と龍水温が二回流れた。
・女性ファッション誌の一ヶ月コーデ、カレンダー形式。雑誌によって職業や年齢が違い、面白い。彼女らの未来カレンダーも予想する作者。自分の一ヶ月コーデもアオリを考える。
・失敗しても、いつかそれを肴に酒を飲もう。という言葉に助けられてきた。悲惨な失敗であればあるほど笑えるのだ。
・旅行先の占いをすると、その土地では何が幸せとされているのか分かる気がする。
・こうでありたいわたし、ではなく、わたしは、紛れもなくわたし、なのだということを受け入れるのは難しいが、受け入れた先の景色は間違いなく美しい。
・世界は何ものも一元的に語ることはできない。我々の生活は様々に、複雑に入り組んだものでできている、それをほどき感情に分け入り、寄り添うこと。それが小説家の仕事だ。
・小説は自由だ、だがその自由もただの自由だったらダメである。それが突拍子もないだけのことだったらちっとも面白くないし、それが物語になじまなければ意味がない。自由を輝かせるための自由な装置や自由な言葉が必要になってくる、そしてその配置に絶妙さがなければならない。自由な小説はセンスがないとかけないものなのである。

作家の頭の中を除けたような気持ちになれたし、エッセイもいいもんだね。

レビュー投稿日
2019年3月17日
読了日
2019年3月17日
本棚登録日
2019年3月17日
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