〝ある嵐の日、漁に出ていたお父さんの船が行方知れずになり、お母さんは悲しみのあまり病気に。 フィオ-ラの一家は、火が消えたように暗くなってしまい・・・。「知ってるかい? あの漁師の家が、急に不幸になったわけを」「知ってるとも。嫉み深い“不幸の魔女”が、フィオ-ラの“幸せの星”を、横取りしてしまったからさ。それ以来、一家は災難つづきってわけだ」・・・「私のせいで、これ以上みんなを、辛いめにあわせってはいけない」と、フィオ-ラは身支度を整えると、そっと我が家を後にした「さようなら。どうかお元気で!」・・・〟
~作者<たなか鮎子>さんからのメッセージ~
誰も「不幸」にはなりたくありません。でも、残念ながら、それはどんな人の上にも、思いがけなく降りかかってくるものです。 そんな時、不幸から自分を救えるのは、自分しかいないのではないか、と思います。 どんな状況になっても、逃げ出さずに自分と向き合い、心の中から怖れや不安を追い出すこと。 それが幸せへと繋がっていく道なのではないかと思います・・・。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
YA(ヤングアダルト)
- 感想投稿日 : 2023年12月18日
- 読了日 : 2023年12月17日
- 本棚登録日 : 2023年12月17日
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