社会から離脱し不条理を生きる A.カミュ原作『異邦人』の世界を、漫画手法で表現された<講談社まんが学術文庫>の一冊です。「なぜ人を殺したのか?」の問いかけに「太陽のせいです、眩しかった・・」と応え、斬首刑に処せられるその日「私は幸福だった、今もなお幸福であることを悟った」と思索に耽りながら逝ったムルソ-(無流想)でした。社会に順応し、人間は如何に生きるべきかを模索する条理を生きる世人、その対極の世界に生きるムルソ-のような存在に困惑するばかりでした。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
コミック
- 感想投稿日 : 2021年5月8日
- 読了日 : 2021年5月5日
- 本棚登録日 : 2021年5月5日
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