真田三代 (下) (文春文庫)

  • 文藝春秋 (2014年11月7日発売)
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天下の趨勢を睨みつつ、仕える主を次々と代える「表裏比興の者」と侮蔑されながらも、徳川の軍勢を二度まで退けた真田昌幸、徳川方への忠義を貫く真田信幸(信之)、上杉家の直江兼続から教示された「義」の思想に目覚め、豊臣方につく真田信繁(幸村)・・・戦国の世の終末期に、知恵と情報戦で大勢力と対峙した小さき者たちの意地と誇りの歴史絵巻。〝天下を取るだけが道ではない。他者の幸せを踏みにじり、利を追い求めるだけでは、野に生きる獣と変わらぬであろう・・・人が人として本来あるべき姿を追い求め、天に恥じぬ生き方を貫きたい〟

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 日本文学
感想投稿日 : 2024年7月20日
読了日 : 2024年7月20日
本棚登録日 : 2024年7月20日

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