ヴィクトリア朝時代の上流社会の淑女として育てられたフロレンスが25歳の時、生涯をかけて悔いのない仕事として看護婦を志した時、驚倒した周囲は絶対反対でした。この時代に看護の仕事に就くことは、貧困と犯罪、流行病の蔓延する下層階級の不徳・冷血・不潔な所に身をさらすことであり、恐ろしさに震えました。フロレンスはその後の歳月を病院、孤児院、貧民窟などをめぐり、不撓の精神で社会衛生や道徳改善を学びました。慈善病院の監督者となっていた34歳の時に、クリミア戦争に招聘されます。苦痛に喘ぐ兵士たちは天使と巡り会うのでした。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
国内ノンフィクション
- 感想投稿日 : 2020年10月9日
- 読了日 : 2020年10月9日
- 本棚登録日 : 2020年10月9日
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