一人称が「死神」で、ナチスドイツ時代のとある貧しい少女について語るという構成。
思い出話なので、途中でいきなり結末を語ったりするのがある意味特徴的かも。
重たすぎないけれど、戦争とか、貧しさとか、ヒトラーとか、ユダヤ人の迫害とか、そういった要素が常に出てくる。
(死神なので、戦争が起こると仕事が増えて大変みたいな愚痴もあったり・・・)
スロースタートな展開と語りかけるような英語になかなか慣れず序盤に諦めかけたけど、ちょっとずつ読んでいって、最後はまんまと泣かされた。ネタバレされててもお構いなし。
登場人物がとにかく魅力的。ティーン向けだけど、日本語版でも読む価値あり。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
洋書
- 感想投稿日 : 2012年7月17日
- 読了日 : 2012年7月17日
- 本棚登録日 : 2012年6月18日
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