巨大な世界樹の上で暮らすエルフに転生した主人公の、建築を主題にした物語である。タイトルの通り、最終目標は摩天楼と呼ばれる大都市を作ることになっている。
ここでの物語は、世界観を説明するかのように様々な出会いを描きながら世界樹上の様々な姿を描いている。主人公は狩人であり、かつ建築家(この物語の表現で言えば建橋家)でもあるため、ファンタジックな世界をいかんなく描いている印象である。
物語としては次からが本番、村を開拓し、そこから大都市へと成長させていく段階に入る。物語の様相はまたガラリと変わるが、この巻で描かれている通り、基本は建築に焦点を当てた日常系の物語で進行していくことになる。
正直、評価に悩んだが、全体的に加筆が行われネットで連載されていたものより物語がふくよかさを増している。その点も加味し、星四つで評価した。
アニメイト特典のSS「球技大会」も、こうしたおまけの類としてはかなりしっかりしたSSである。そうした点も加味している。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ドナドナ
- 感想投稿日 : 2017年3月11日
- 読了日 : 2017年3月7日
- 本棚登録日 : 2017年3月11日
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