狼は眠らない (3) (角川コミックス・エース)

  • KADOKAWA (2020年10月10日発売)
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本棚登録 : 27
感想 : 4
5

 惜しくも完結巻となった三巻では、ゴルブル迷宮探索を中心に物語が描かれている。
 レカンが大暴れする様を描きつつ、二巻で出会った恩師シーラとの関係も深く描かれ、彼女の有り様と、そんな彼女を受け入れるレカンの姿が描かれている。

 途上での完結ながら、この巻の読み応えは素晴らしい。
 書籍版4巻でもそうだが、レカンという孤独な狼が成長する様、その胸襟を開く様が見える完結は、この物語の大きなテーマを満たしているようにも見える。
 書籍版も、コミカライズ版も、そうしたこの物語の物語性を貫いてくれた。
 特に作者が異なるコミカライズ版では素晴らしい物語愛を感じるだけに、つくづく完結が惜しまれる。

 惜しい完結だった。その一言だ。
 いまさら星五つで評価するのもやや虚しいが、3巻だけでもこれほど素晴らしい物語を漫画化して読ませていただけたことに感謝したい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 漫画
感想投稿日 : 2021年3月14日
読了日 : 2021年3月13日
本棚登録日 : 2021年3月14日

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