さよなら私のクラマー(4) (月刊マガジンコミックス)

著者 :
  • 講談社 (2017年10月17日発売)
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本棚登録 : 218
感想 : 7
4

 四巻となるこの巻では、インターハイ埼玉県予選決勝トーナメント一回戦で浦和邦成と対戦する物語が描かれている。試合的には後半半ばくらいまでが収録されている。
 今回、ワラビーズのお地蔵さんが覚醒する物語が中心に描かれているが、コンテを完コピした浦和邦成の守備はそこまで甘いものではなく、終盤に流れるような展開で失点するところなどは非常にサッカーらしい描き方がされている印象だ。
 ただ、物語としてはちょっと錯雑としている点は否めない。特に序盤、敵チームのキャラ(チカ)のかつてのミスを描いた部分などは当初「あれ、こんなあっさり点が入ったの?」と今の試合と勘違いしていた一面もあって、敵味方の視点移動と過去現在の視点移動が入り乱れる描き方は読みづらい部分がある。
 また、ダービッツやらコンテやらストイコビッチの雨中のリフティングドリブルやら、サッカーファンとしての基礎知識が問われる一面はあるだろう。
 まあ、この辺はさよならフットボールでも見られた一面であり、新川さんの描き方の癖みたいなものであり、批判的に見る必要はないだろうが。

 というわけで、物語的な熱さとは別に、漫画としての手法についての弱さを加味して星四つで評価している。
 サッカーであるから致し方ない一面があるが、とにかく登場人物が多すぎて誰が誰だかわかりづらくなる部分もある。
 この辺は、物語が進むにつれて解決する部分はあるかなとは思うが、少し心配されるところではある。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ドナドナ
感想投稿日 : 2017年10月24日
読了日 : 2017年10月19日
本棚登録日 : 2017年10月24日

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