いかにもやりなれないことをしている感があって、一巻での不安が的中した感じである。というのも、前半のラブコメ色の強い物語が、あまり上手くない印象だったのだ。
宝刀についての描写がプロローグでしっかりされていないため、この巻の軸がぼわっとした形になってしまっているし、ラブコメ展開でも遊園地での下りは、依ちゃんに遊園地行きを伝えて残念がらせるシーンを省いているので、126ページの展開になったとき、繋がりがない。
シーンの他に、文章そのものもかなり平易にしている感があって、むしろこちらは路線変更と見ればいいのだろうけど、これもあまり良い印象は受けなかった。文章から艶が失われている。
全体的に先の巻より粗い印象だった。後半はそうした印象もなくなったし、単純にラブコメが上手くないんじゃないかな、と。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ドナドナ
- 感想投稿日 : 2013年9月23日
- 読了日 : 2013年9月23日
- 本棚登録日 : 2013年9月14日
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