相変わらずスペクタル論者であるスアレス氏による、三冊目の挑戦状(というタイトルによる評伝)である。
ディテールにまで目を配らせながら、ブレのない評価には感心しきり。昨今のメッシの不調についても触れており、正直に書くお人だと思わせる内容である。
また、いままでの監督への評伝とは異なり、より「選手への」愛情のようなものがはっきり見える評伝が多い内容だった。
まあ、「あの選手はこの選手とは比べ物にならない」くらいは平然と書いておいでだから、舌鋒の鋭さは健在なのだけど。
名シリーズである。ただ、リーガを観ていないとわかりづらいところも多いかもしれない。何しろ一番手がクルトゥワ(現アトレティコ・マドリード所属)なのだし。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ドナドナ
- 感想投稿日 : 2014年5月27日
- 読了日 : 2014年5月27日
- 本棚登録日 : 2014年5月26日
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