同性愛をテーマにしたお話なのに
さらっと自然な形で描かれているのが不思議ですーっと物語に入っていけた。
微笑ましくって、心温まる家族のお話かとおもいきや、一気に違った方向へ向かっていく。更なる悲劇が待ち受けるあたりはそこに何があったのか描かれていない。だからこそ、一層と深い悲しみを感じる。
おくりびとじゃないけれど、死んだ人をきれいにしてくれる湯灌屋さんの描写はとても素敵だった。
人が前をむいて生きていくと一筋縄ではいかない。本を読むことで自分自身をもが励まさせているような気がした。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小川糸
- 感想投稿日 : 2016年10月27日
- 読了日 : 2016年10月27日
- 本棚登録日 : 2016年10月27日
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