葉桜の日 (新潮文庫)

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本棚登録 : 377
レビュー : 30
著者 :
cm432さん  未設定  読み終わった 

「葉桜の日」「果実の舟を川に流して」の2編からなる。

「葉桜の日」は、出生の秘密を知ることになる主人公と周囲の人が葛藤する。
自分探しは永遠のテーマだと思うが、そばにいる人との関係や距離によって知っていくのだなぁとつくづく思った。

在日という壁もでてくるが、これは作者本人が20歳の時に知ったという現実とシンクロしているのではないか。

「果実の舟を川に流して」は、タイトルが秀逸だと感じた。
バナナボートという飲み屋を舞台に社会との距離を主人公が感じてゆく。

これを書いた作者の年齢のことは書きたくないのだが、ついつい考えてしまいながら読んでいる自分がいた。

天才とは、儚いものである。

レビュー投稿日
2015年10月1日
読了日
2015年10月1日
本棚登録日
2015年10月1日
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