文庫版 書楼弔堂 破曉 (集英社文庫)

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  • 集英社 (2016年12月21日発売)
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感想 : 9
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明治初期の頃なので、幕末期の英雄や有名人が弔堂に現れ、江戸と地続きなのがよくわかった。
特に、「人斬り以蔵」こと岡田以蔵の話は深かった。
かつて士族であったが無為に過ごしている高遠と彼に書物を授けた弔堂主人の最後の章が良かった。
また、京極堂こと中禅寺家に関わる話もあって、京極堂シリーズとの繋がりが嬉しかった。
時代からして、中禅寺秋彦の祖父くらいかな。
様々なことに悩み、書を求める人々の姿が印象深かった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 京極夏彦
感想投稿日 : 2018年2月9日
読了日 : 2018年2月9日
本棚登録日 : 2018年2月9日

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