戦争に抗する――ケアの倫理と平和の構想

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レビュー : 3
著者 :
co-hanaさん 政治思想   読み終わった 

本書は、9.11、「慰安婦」問題、憲法改正といった議論を巻き起こしてきた政治的事例を、ケアの倫理という観点から考察している。個別の現実的事例から立憲主義とは、民主主義とは、そして平和とは何かを構想してくプロセスはスリリングで面白く、また、私たちがこうした政治問題をいかに表面的にしか見ていないかを露呈させる。個別具体的で文脈依存的だとされてきたケアの倫理は、現実の社会や政治の変革に対してどのように接続できるのだろうかと常々疑問に思ってきたが、本書を読めばケアの倫理という考え方は今日のグローバルな政治に対して極めて痛烈なカウンターになり得るものであることが理解できるはずだ。

レビュー投稿日
2018年12月20日
読了日
2018年12月20日
本棚登録日
2018年12月20日
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