ウェーバーを出発点とした「国家」の社会学。扱っているテーマは幅広く押さえられており、講義の教科書としても活用できる。各章には読書案内がつけられており、原典を読みたいと思えるほど「国家」を社会学することの面白さが伝わってくる。ジェンダーの観点から「国家」にアプローチする研究も紹介されているものの不十分な印象を受けた。「国家論」「ナショナリズム」という用語は使っていなくても「国家」を論じた研究はもっと存在するのではないだろうか。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
社会学
- 感想投稿日 : 2018年6月17日
- 読了日 : 2018年6月17日
- 本棚登録日 : 2018年6月17日
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