贖罪の奏鳴曲 (講談社文庫)

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本棚登録 : 1548
レビュー : 162
著者 :
okei@読書垢さん 小説   読み終わった 

弁護士・御子柴礼司シリーズ。ずっと読みたかった。冒頭にまず衝撃を受ける。その後の展開にも目を見張る。
それもそのはず。今回は、今までにないダークヒーローだからだ。高額の報償でないと引き受けない。しかも、クライアントは暴力団始め日の当たらない連中ばかり。
途中から私の好きな古手川、そして渡瀬が彼の強敵として登場するのも嬉しい。
正直、途中まで御子柴が好きになれなかったのだが、御子柴の少年時代が鮮明に描かれるシーンで心象は変わる。
誰もが思い出したんじゃないかな・・・あの悲惨な事件。きっと、あの事件を作者も少なからずトレースしている。
少女がピアノを弾くシーンが好きだ。ベートーベンのソナタ。熱情、月光、悲愴。もう私の好きな曲ばかりじゃないか!
効果的に自分の好きなピアノ曲が流れると、個人的にたまらない。(もちろん、その文章での表現が巧くないとだめ)
ラストもお約束のどんでん返しが用意されていて、これもまた、どっぷり騙されてしまう私だった。
早速、第2弾を読み始めている。
御子柴、見所のある男だ。

レビュー投稿日
2019年8月28日
読了日
2019年8月28日
本棚登録日
2019年8月28日
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