下駄ばきでスキップ (文春文庫 む 4-2)

著者 :
  • 文藝春秋 (1990年4月10日発売)
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本棚登録 : 152
感想 : 5
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久しぶりのエッセイです。

書棚に並んでいる 群ようこという名前は見たことがあったが、初めて読んでみてびっくり。

こんなに色々なことに怒っている本を出しちゃっていいのだろうか?

しかも結構リアルに分かる固有名詞を出して。

ちょっと懐かしいペンギンズバーなんていう固有名詞が出てくると思ったら、1990年の初版ということで、なるほどなとうなずいてしまった。

それにしても群ようこさんって一体何者なのでしょうか?

書き出しは、山口組対一和会なんていうタイトルで、抗争中の組長宅を突撃取材するかと思えば、ゲイの話、競輪場や競馬場の風景、プロレスや野球に相撲の観戦者を鳥瞰したりと、世間を斜に構えて見ている。

しかも本人出不精だと言う割りに、本当にあちこち出かけて行っては、皮肉に評する。

エッセイってこんなんだったっけ?

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2012年9月23日
読了日 : 2009年12月24日
本棚登録日 : 2012年9月23日

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