ほんとにくそだな、この主人公。
タイトルは知ってるけど読んだことない著名作を読もう運動がひそかに継続中なわけですが、太宰っつったらやっぱこれかなって思って読んでみて、思った以上に主人公がひどくて笑ってしまいました。
純文学(ってカテゴリに入るのかもわからないし、そもそもそのカテゴリがなんなのかも分からないけど)ってさ、読んだらこう、真面目に思考を展開させなきゃいけないような気がするけど、それって国語の授業のせいだよね、ここの主人公の気持ちを考えなさいとかさ、ここはどういう意味を持つ文章なのか、とかさ。社会的な背景とか作者の生涯とか、そういうのまで視野に入れて読まなきゃいけないような思い込みがある。そんなん考えるのが面倒だから純文とか避けちゃうんだけど、別に授業やってるわけじゃねぇよなって気づいて気楽に読んでみたら、くそだなこいつ、って分かりやすい感想に行きついた。
なんか、ほんと、たぶんこういうこと言ったら怒られそうな気はするんだけど、えらい勢いで中二病をこじらせましたね、としか言いようがない。びっくりするわ。自分のこと卑下しまくってっけど、結局なんか爆発しそうなほどの自己愛が溢れてる気がすんだよなぁ。
抜粋。
神に問う。信頼は罪なりや。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
純文
- 感想投稿日 : 2013年12月26日
- 読了日 : 2013年12月26日
- 本棚登録日 : 2013年6月10日
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