子どもの王様 (講談社ノベルス)

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本棚登録 : 85
レビュー : 12
著者 :
こぐのすけさん ミステリ・ホラー   読み終わった 

 ノベルス版にて再読。
 追悼の意を込めて。
 「かつてこどもだったあなたと少年少女のための」ミステリーランドのノベルス版。団地というある意味閉鎖的な空間の中の、さらに閉鎖的な子供のコミュニティでの話。
 団地案内図にペンキを塗って建物と道を錯覚させる、という部分の印象が強すぎてそこしか覚えていなかった。再読して、こんなに後味の悪い話だったっけか、と驚きました。
 「子どもの王様」におびえる友達の為に一生懸命になる主人公がかっこよいです。だからこそラストが切ないというか、なんとも言えないもの悲しさがあるね。
 年を重ね「大人になった」ショウタくんが、自分の行いについてどう思うのか、考えるようになるのか、想像するだけでぞくぞくする。いろんな意味で。
 なんだろうなぁ、このひとの話って、静かにおかしい、穏やかに不安定、爽やかに後味が悪い、そんな印象。
 抜粋。

 大人になんか、なりたくない!
 ショウタは心のなかで叫ぶ。
 いつまでも子どもでいたい。

レビュー投稿日
2013年4月3日
読了日
2013年4月3日
本棚登録日
2013年4月1日
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