黒猫館の殺人 (講談社文庫)

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本棚登録 : 3126
レビュー : 298
著者 :
こぐのすけさん ミステリ・ホラー   読み終わった 

 再読。暗黒館へ向けてのリハビリを兼ねて(笑)
 高柳にしては珍しく、途中で館に関するトリックを見抜けてしまった作品、ということだけ覚えていたので、今回は初めからそれを意識して読み進める。
 もう、贔屓目無しに語れないのが痛いが、やはりうまいよなぁ。なんていうか、伏線の張り方っていうか。緻密だし、すごく綺麗に作りこまれている。
 ルイス・キャロルネタ(というかアリスネタ)はミステリでもよく見かけるけど、それをうまく綾辻テイストに仕上げてると思う。
 館自体のトリックだけでなく、そのあとにまた別のオチをつけてくるところとか、凄いなぁ。
 なんだろうな、ラスト付近になると一気に傍点のついた文章が多くなる。そこでぞくりとする、あるいはにやりとする、そんな感じ。これこそ綾辻マジック。
 調べて気付いた。これ、ノベルスは1992年発行。つまり、館シリーズは12年、沈黙を守ってたわけですか……。干支が一周してるよ。

04.06.15

レビュー投稿日
2013年1月1日
読了日
-
本棚登録日
2011年1月22日
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