発症区(3) (アフタヌーンKC)

著者 :
  • 講談社 (2017年10月23日発売)
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感想 : 2
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染谷の過去が明らかになった。染谷の元メンターだった6係課長の氷川の言葉「激しい抵抗にあってやむなく殺めるのと 自分達の都合や八つ当たりで私刑に処すのは全く違う事なのよ」、描きたいのはこの部分じゃないだろうか。『東京喰種』にも通じるし、『堕天作戦』『ファイアパンチ』『銃座のウルナ』『亜獣譚』などを彷彿とさせる世界観もある。絵柄が薄味なので好みが分かれるかもしれないが、根底に流れている世界観はしっかりしている。

発症者から成るテロリストの根幹には「発症者に対する研究・虐待・駆除を止めろ」「発症者の能力を隠匿するな」と言う、至極真っ当なものでもある。発症者の能力は人類に対しての災害でもあり、軍事目的に転用可能だからだ。発症しておきながら発対に属する発症者は、自身の生存を確約させるために同族を裏切っていると言う図式も成り立つ。

染谷の敵討ちまで読んでみたかった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 青年漫画
感想投稿日 : 2018年3月23日
読了日 : 2018年3月23日
本棚登録日 : 2018年3月22日

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