現在読んでいるバリー・ライガの『さよなら、シリアルキラー』『殺人者たちの王』の作品の中に、史上最悪の連続殺人犯を父に持つジャズが、最高の殺人者としてのスキルを身に着けながら、才能を発揮できるあちらの世界に行かない様に心の中で唱える言葉がある。
人は本物だ。人は大事だ。
彼は自分に呪文を唱えるようにこの言葉を繰り返す。
生きているものは何であれ命であり、自分と同じ様に「痛み」を感じるものである、と本当の意味で理解できなければ、誰もが他者を軽んじる恐れはある。私は大丈夫、そんな事は解っていると思っている人こそ読まねばならない作品。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
青年漫画
- 感想投稿日 : 2016年1月29日
- 読了日 : 2016年1月29日
- 本棚登録日 : 2015年11月4日
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