友人とずっと一緒に居ようと思ったら、相手を好きになって、好きだから一緒に居よう、と言う選択肢が生まれる、と言う物語が描かれている。これはBLの一種の原点とも言うべきシチュエーションで、そう言う物語がラフ画のタッチで描かれており、そのシンプルさが物語をじめじめさせていない。完治しにくいアル中と性依存症と言う心身ともにお医者の世話にならないといけないものを一生抱える相手を、自分の元へ置いておきたい健一が良い男になっていて、切れても繋がる二人の関係が微笑ましい。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
BL
- 感想投稿日 : 2012年1月2日
- 読了日 : 2012年1月2日
- 本棚登録日 : 2011年12月25日
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