「超」スピード仕事術 その1分で効率20倍UP! (学研ムック)

  • 学研プラス (2011年3月2日発売)
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「片づけられない人」の整理術

 実践整理術
 デジタル整理術
 情報整理術

「締切りが守れない人」の時間管理術

「ミスを繰り返す人」の段取り術

「使える」オフィス文具46

「結果を出す人」インタビュー

 松田公太
 鹿田尚樹
 吉山勇樹


.「片づけられない人」の整理術

●欲しいものがすぐ出てくるデスクを目指せ!

◆整理と言えば、まずはデスク周りを中心としたアナログ整理。

もうお約束ではありますが、ポイントが6つほど。
1.書類は平積みせずに、立てて保管する
2.文房具はよく使うモノのみペン立てに入れる
3.緊急の案件は付箋に書いてパソコンに貼る
4.手前は何も置かずに作業スペースを確保
5.ケースを置き電話下のデッドスペースを活用
6.メモはコンパクトなモノを1つだけ使用
この中で、5番目の電話下のデッドスペースについては、言われてみたら、確かにそうかも。

電話台専用のレターケースが見当たらなかったのですが、こんな感じでそれほど高さがないタイプなら電話をかけるのも大丈夫かと。


クリアファイルの使い方アイデア20

◆書類整理の強い味方であるクリアファイル(クリアホルダー)。

本書では、20もの使い方の提案がなされているので、いくつかご紹介。

5.付箋でタイトルを書く

⇒これは、私もやってますが、付箋の裏にタイトルを書いて、そちらが見えるようにクリアファイルの内側から貼ります。


14.手帳の内側に貼ってポケットにする

⇒同じく絶賛実践中(手帳ではなくて、個別フォルダーですが)。


20.取引先に渡す資料の包装カバーに

⇒郵便で何らかしらの書類を送る場合は、基本的にクリアファイルに入れています。

書類を保護する意味はもちろんですが、自分がこういうちょっとしたモノをもらうと嬉しいので、相手にも送っている次第。

だってクリアファイルなんて、大量に買えば、1つ10円とかそんなものですからねー。


クリアホルダー クリア A4サイズ 100枚 ECLF-100CL


●クラウドを活用して仕事をスムーズに!

◆ここでも定番の以下の3つが登場。

・Dropbox



・SugarSync



・Evernote



それぞれのサービスの内容については、過去当ブログでご紹介してきたいくつかの本でも述べられていますので割愛。

ただし、おしまいにある「サービスメリット比較表」は、結構便利です。













■2.「締切りが守れない人」の時間管理術

●一歩進んだ手帳使いこなし 応用編

◆ここと1つ前のコーナーは、実際に手帳に書き込んだ図解がないと分かりにくいので、とりあえず小見出しのみで。
1.手帳で自分の仕事ぶりをチェック&指導
「セルフコーチ手帳」で仕事の精度を上げる

2.トラブルはいつもおもいがけずやってくる
「バッファ・スケジューリング」でとっさの事態に余裕で対応

3.色分けすることで手帳の機能がアップ
「カラーマネジメント」で直観的に情報整理

4.1日の密度をギュッと濃縮
「アクティブ時間管理」で自分中心にビジネスを回す
だいたいこの小見出しで中身が分かると思いますが、最後の「アクティブ時間管理」というのは、簡単に言うと、アポを取るときなどに相手の都合をただ聞くのではなくて、「△日◇時はいかがですか」と提案するやり方です(それだけではないですが)。


●前倒し時間活用術

◆ここでは「定刻の人」であるBさんと「90分早い人」であるAさんの1日を比較。

ただ、初っ端でAさんの「5時半起床」に早くもお手上げなワタクシw

私の場合、帰宅して家事を済ませた後、夜中に3時間ほど仮眠を取って(だいたい12時~3時)、そこから翌日(というか当日w)の記事を書いて、終わってから8時位まで再度睡眠をとることが多いもので……。

ちなみにこのAさんは、早起きして、そのまま職場に向かっており、7時半から始業の9時までで、メールチェック等のタスクを処理。

確かに、9時前にこれらの作業が終わっていれば、余裕をもって1日の仕事ができますよね。













■3.「ミスを繰り返す人」の段取り術

●ミスを8割削減するお手軽段取りワザ5

◆ここでは以下の5つのワザについて、それぞれ解説が。

「ToDoリスト」
「優先度グリッド」
「PDCIサイクル」
「秘書メール」
「80:20の法則」

この中で、気になったのが、3つ目の「PDCIサイクル」。

お馴染みの「PDCAサイクル」との違いは?
基本的には、両者とも同じ概念を示している。仕事の質を上げるメソッドとして定着しつつある「PDCA」=「Plan-Do-Check-Action(行動)」は、最後の「Action」と「Do」の区別がつきにくく、意味合いがややあいまいだ。それに対し、「PDCI」=「Plan-Do-Check-Improve(改善)」は、サイクルの最終段階に明確なスパイラルアップの思想が盛り込まれている。
なるほど納得。













■「使える」オフィス文具46

◆こちらは、文房具の乱れ撃ち。

今まで様々な雑誌や本をチェックしてきた私にとっては、既知のモノも多かったのですが、その中で面白そうなものをいくつか。


サンスター ノック式鉛筆シャーピッツHB替芯付・NB 5セット

⇒「鉛筆風シャープペン」で、ノック部分には芯削器が付いてます。


YAMASAKI DESIGN WORKS トライアングルクリップ

⇒アマゾンの画像にもあるように、厚みのある書類を綴じるにはなかなか良さそう。


TIMELY STICKY/カーサ・マークスヴィーヴァ【イエロー】 CM-F1-YE

⇒アナログ時計盤付きの付箋は、色々と使い方がありそうな感じ。













■「結果を出す人」インタビュー:鹿田尚樹さん

◆目次ですでにお分かりだとは思いますが、冒頭で触れた「あの方」とは、お馴染みの鹿田尚樹さん。

インタビューのテーマが「上手な情報の取り入れ方とその活かし方」ということで、ビジネス書の活用法が中心です。

それゆえ内容的には、最新作の『10分間リーディング』に関連するものが多かった感じ。


10分間リーディング

参考記事:【ホッテントリ入りの秘密?】『10分間リーディング』鹿田尚樹【掲載感謝!】(2010年10月30日)

それより何より(?)、掲載されている鹿田さんの写真の印象が、今までより垢抜けたような!?

メガネがなくて、髪型が変わっただけ(多分)で、随分と違う感じです(ご覧になりたい方は本書をw)。


【感想】

◆私は知らなかったのですが、本書を出した学研では、今までも色々なムックを出しています。

出版社のサイトでは、「書籍・ムック」となっていて、ピンポイントでビジネス系のムックを拾えないのですが、過去にはお金系のムックを出版済み。

ただ、ここまでアソシエに近い(真似た?)ムックはなかったような。

装丁としては、雑誌「宝島」とか、『「書類・手帳・ノート」の整理術』に似ていると言うか、特に後者とは「ウリ双子」なんですがwww


図解 ミスが少ない人は必ずやっている「書類・手帳・ノート」の整理術


◆一方、テーマ的には、1冊で扱うには結構広い範囲をカバーしているので、ネタは満載ではあります。

ただ逆に、それぞれのコーナーで外せないポイントを挙げていくと、どうしても類書で言ってることと被らざるを得ないことに。

もちろん、アソシエのムック等を今までお求めになっていない方なら、問題はないですが、その点はご理解頂きたく。

実際、途中からビジネス寄りになってきた雑誌「CIRCUS」も、当ブログで人気だった2011年3月号は、次号が出る前に出版社サイドで売り切れていましたし、トレンド的に「仕事術系」は結構ニーズがあるのかもしれません。

……というか、この3月号の特集のテーマって、今回のムックと同じ「スピード仕事術」じゃないですかww


◆ただ本書はムックですから、雑誌に比べると、当然中の広告は無いに等しいです。

また、雑誌の特集と違って、余計なコーナーもない分、そのまま取っておけるのがよいところ。

自炊しちゃう方だと、雑誌もムックも変わらないのかもしれませんが、とりあえず私はこのムックをそのまま保存するつもりです。

似たような類書が多い分、一応オススメするのは、この手のムックが好きな方だけにしておきますがw

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 速読・記憶
感想投稿日 : 2011年3月7日
本棚登録日 : 2011年3月7日

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