屍者の帝国

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本棚登録 : 3052
レビュー : 426
confuoco84さん SF   読み終わった 

伊藤計劃を悼む人はもちろん、"芥川賞作家"円城塔を愛する人も、多くいると思われる毛嫌いする人も、もうなんでもいいから是非に多くに読んで欲しい。
DarkKnightが、KickAssが、虐殺器官とハーモニーがそうだったように、飲み屋でなんとかどうにかしてこの本の話をしたくなる、そんな本。

ことさら作家の物語を作品に読み込むのは、読書のスタイルとして正しくないとは思いつつ、しかし円城塔ほど確立された芸風をもつ作家が、3年(たぶん)をかけて伊藤計劃を悼んで、成りきって、語ったという物語性には抗えない。

イチSF読みとしては、このプロローグの続きは冲方丁あたりに引き継いで欲しかったのだけど、読み終えてみると確かにこの読後感は伊藤計劃のモノであり、円城塔のソレであるなぁと納得せざるを得ない。

この物語の全てを踏まえて、あぁ、死んじゃぁダメだと思う。続編はもちろん、この作家の次回作がないことはもうどうしようもない。あぁ。あぁ。

レビュー投稿日
2012年9月11日
読了日
2012年9月11日
本棚登録日
2012年9月11日
3
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