なぜ原爆が悪ではないのか アメリカの核意識

著者 :
  • 岩波書店 (2020年7月30日発売)
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本棚登録 : 64
感想 : 10
5

題名通りの本。
アメリカで倫理学を教える著者は被爆二世。広島出身。なぜ日本では絶対悪の原爆がアメリカでは悪と思われていないのか様々なワークショップや講義を通じて探求した結果書かれた本。人は同じ語りを聞いても騙りを、受け入れる素地が異なっていれば全く違う簡素を持つということに納得した。被爆者が体験談をアメリカではなしても、聞き手は「そんな辛い体験をしたのに積極的に生きていてあなたはヒーローだ」と言われる。平家物語の無い国なんだ。だからこんなに辛い思いをしたんでする、だけでは受け入れてもらえないという事に驚いた。そういえば韓国にはパンソリという芸能があるが日本人で好きな人はあまりいない気がする。悲しみ方が日本人には分からないんだろう。知識よりも感情の受け皿、理解の受け皿が必要であるという私の蒙をひらいてくれた本でした!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年12月27日
読了日 : 2020年12月27日
本棚登録日 : 2020年12月27日

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