東海道線品川駅をおりて港南口へむかう陸橋に2010年 夥しいモニター群が設置された。同じ映像がすべてのモニターに映し出され、通勤客の奏でるまるで軍靴のような音を聞くと、これはまるで魔法の輪で描かれた小説世界そのものではないかと思えてくる。読了後はあまりにステレオタイプで感動も感心もしなかったが、やはり息苦しい社会になっていくのに抗する手段がみつけられていないのも現状だ。
魔法の輪がなくなる運命なのだろうか。それとも一人一人の心の中に魔法の輪を持っておくべきなのであろうか。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
海外文学
- 感想投稿日 : 2010年10月29日
- 読了日 : 2010年10月29日
- 本棚登録日 : 2010年10月29日
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