「ありがとよ、坊主」
あの朝あの男が遺した予言めいた言葉が、最後の最後で胸を打つ。
世の中に蔓延るどうしようもない理不尽に立ち向かう男達により、ばらばらに散らばったパズルのピースが揃っていく爽快さ。
罠を仕掛け、追い込み…と思ったら逆に追い込まれ、どんでん返しに次ぐどんでん返しにハラハラし、この先どうなるのか予想のつかない面白さ。
遺された一人一人の悲しみが丁寧に綴られる遣りきれない気持ち。
膨大な頁数の中に色々な要素がぎゅっと詰まった読み応えのある物語だった。
今後も息の合った3人の活躍に期待したい!
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
太田愛
- 感想投稿日 : 2017年10月9日
- 読了日 : 2017年10月9日
- 本棚登録日 : 2017年10月9日
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