パンドラの匣 (新潮文庫)

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本棚登録 : 2669
レビュー : 279
著者 :
mofuさん 太宰治   読み終わった 

今日6月19日が桜桃忌だと気付き、急遽太宰の作品を読む。

戦後間もない時代、結核療養所「健康道場」を舞台に書簡形式で生き生きと綴られた物語。
主人公の二十歳の男性「ひばり」と、互いに渾名で呼び合う仲間達や看護婦達との日々のやり取りは実に微笑ましい。
特にひばりの恋にはキュンとなった。
時代の違いを全く感じさせない。
愛しい女性からの「かんにんね」の囁きに対し「ひどいやつや」とそっと呟くひばり。
互いのままならない、想いの込められた短いやり取りが切ない。
彼の歩む道はきっと陽の当たる方へ伸びて行くはず!
希望に満ちた物語。

レビュー投稿日
2018年2月12日
読了日
2016年6月19日
本棚登録日
2018年2月12日
3
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