とても官能的。
男女間の張りつめた緊張感、距離感に読んでいてゾクゾクする短編集。
大人の男女の、時にしっとりと、時にねっとりとした色気に私まで溺レそうだ。
特に『さやさや』『溺レる』『百年』が良く、読了後も余韻がずっと残る。
男と女が静かに淡々と情を交わす。
アイシテルのに、二人でいるのに、何故だかさびしい。
思いきってアイヨクにオボレてみると、いいのかもしれない。
こういう川上さんも好き。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
川上弘美
- 感想投稿日 : 2018年8月7日
- 読了日 : 2018年8月7日
- 本棚登録日 : 2018年8月5日
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