モノを得ることで幸せになる、と思っていた著者が、ミニマリズムによって幸せになれることに到達した、その極意をわかりやすく記載してる。無駄な記述が多いけど。
ただ、私は”モノを得ることで幸せになれる”とは思っていないし、慣れたら飽きるという性分でもないので、共感はしなかった。欲しいものを手に入れると飽きる、するともうワンランク上のものが欲しくなる、飽きる、その繰り返しはエンドレスだという。そんなことないけどな。慣れて飽きるなんて、そもそもそんなレベルの愛情だったということだと思う。きっと、浅く広くという趣味の持ち主なんだろう。(フィルム写真に対するこだわりがあるようだったけれど、別れられるモノなら深い愛とは言わないのだ。)私は深く狭くなのでミニマリストは自分のスタイルじゃないなと自覚した。それに、美しいモノをめでる、違いを楽しむ、というのは生活を潤すのではと思う。
とはいえ、こういう片づけ本を読むと、部屋を片付けたくなる。ああ、AはBと同じ用途だから、ときめかない方のAは処分しよう、と改めて思えたのが、1つの収穫だった。
・・・本の後半を読み、人のモノへの執着や解釈には共感しないものの、なかなか参考になったので、☆3つ。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
実用
- 感想投稿日 : 2017年1月23日
- 読了日 : 2017年2月10日
- 本棚登録日 : 2017年1月23日
みんなの感想をみる