エッセー集。
「十八年前の日記から」では学生時代、1953年の日記を載せているのだが、その日使った金銭を書き込むなど几帳面な一面も垣間見える。この時代、映画20円だったんだ。
「プラハの恋人達」の複雑な心模様が好き。
高揚の後の挫折感が覆い尽くしているプラハ。エコノミックアニマルとしての五木氏。お金が無くアメリカへ行く事を夢見るプラハの恋人達。五木氏と恋人達の一時の交流。様々な思いが伝わってくる。
「記憶の底の女たち」の苦い経験のについてや「メロン・パン筆福事件」でのメロンパンを語る所なども良い。
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- 感想投稿日 : 2011年2月13日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2011年2月13日
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