速読の科学―どこまで速く読めるか (ブルーバックス)

著者 :
  • 講談社 (1988年6月17日発売)
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本棚登録 : 95
感想 : 12
4

【評価★理由】
・文章が読みやすい。
・本の読み方のコツが書かれている。
・データの裏付けがあることを提示している。
・データに基づいた訓練がこの1冊でできる。

【コメント】
友人の紹介で読んだ本です。

速読法に関して知りたければ、
この1冊でもかなり研究データが手に入るのではないでしょうか。

1冊あたりの読書にかかる絶対時間を理論的に狭め、
速さを追求したい人には面白い本かもしれません。

1分間に300〜500文字しか読めなかった人でも、
訓練により2000〜2500文字読めるようになることも夢ではないでしょう。

この本を使えば、実際に自分がどれくらいの速さで文字数を認識できるのか気軽に試すこともできます。


本の趣旨からはズレてしまうかもしれませんが、速度自体より、
文章を読む時間を短縮するためのコツが知りたかったので、
その部分を参考にさせていただきました。

冒頭の部分で、
本を読む目的が読む時間に影響するという点が取り上げられていました。

・本の中の一部の情報を得たい
 →目次・索引を用いる。

・全体をおおざっぱな把握をしたい
 →見出しを拾い読みする。

・内容をおおざっぱに把握したい
 →飛ばし読みをして、要点と結論をチェックする。
  必要に応じて細部を読む。

・楽しむための読書、批判するための読書をしたい
 →好きなようにゆっくり読む。

・専門書を読みたい、記憶したい
 →さらにゆっくり読む。

傾向として、自分の専門分野に対する読書は早く読むことができるようですが、
専門外についてだと読書速度が落ちるようです。

また、正規の読書では速度に限界があるとして、速読術にも触れています。

正規の読書では一分間に2000〜2500文字が限界であるとしています。
しかし、これを超えるためには読まない力を磨く必要がありそうです。
そこで出てくる考え方がスキミングなどの飛ばし読みです。

本田宗一郎の言葉が取り上げられていたので紹介します。
ある一冊の本に対して、「私の知らなかったことは一頁しかなかった。」
つまり、この点から考えれば、
この一頁を読むだけで本を一冊読んだことになります。
本人の知識量が読書に影響する良い例でしょう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 本棚
感想投稿日 : 2013年3月15日
読了日 : 2013年3月15日
本棚登録日 : 2013年3月15日

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